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閲覧注意!50年前の手術のせいで 内臓の形がわかるようになった男 独

 ドイツ南西部の大学病院に、50年前の子供のころに受けた手術によって、体の外から内臓の形がはっきりわかるようになってしまったという60歳の男性が運び込まれた。

 

 米医学誌『ニューイングランド・ジャーナル・オブ・メディシン』に報告された論文によると、患者は60歳の白人男性。

 

 子供の頃に誤って飲んだアルカリ性洗剤で腐食性食道炎にかかり、食べ物を飲み込むことができなくなったこの患者は、7歳だった1962年に食道と胃のバイパス手術を受けた経歴がある。

 

 しかし60歳を迎えた2016年、腹の中の内臓が腹壁を飛び出して、体の外側からも形がはっきりわかるくらいのヘルニアを発症し、ドイツ南西部のフライブルク病院を訪れた。

 

 患者はヘルニアを治療する外科手術を希望していたが、検査の結果、食べ物や水を問題なく飲み込めて、腸の中で正しく消化が進んでいることが確認された。

 

 医療チームは外科手術をすることで、体に与える癒着などの負担や、合併症のリスクを避けるために手術はしないという苦渋の選択を行ったという。

 

 チームは半世紀前の手術の影響と認めたうえで、「バイパス手術は問題なく行われた。加齢によって筋膜が衰えたことによってヘルニアが起きた可能性が高い」と述べている。

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