医療技術

風しんワクチン8月末に在庫不足の危険性

 風疹の大流行にともない、風しんワクチンを接種する人も大幅に増加したことから、8月末にはワクチンの在庫が約4万4000本にまで減少し、最悪の場合 不足する可能性が出てきた。

 

 厚生労働省が3日に発表した情報によると、4月には風しんワクチンの任意接種をした人の数は約9万人だったが、5月には約32万人、6月には約36万人とわずか3ヶ月で4倍の伸びを見せている。

 

 このため現在の出荷・在庫ペースだと、6月とほぼ同様の35万人/月ペースでワクチン接種が進んだ場合、8月末には在庫が約4万4000本にまで減少するとの見通しになっている。

 

 こうした状況を踏まえ、厚労省では先天性風疹症候群の予防を最優先に考えて、安定供給のめどが立つまでの間、妊婦の同居家族や周囲の人、妊娠希望者や妊娠する可能性の高い10代後半から40代の女性が優先的に接種できるよう、一般に理解と協力を求めている。

 

 またすでに、風疹ワクチンを入手できない医療機関が発生しており、一部の医療機関が大量に在庫を抱えているなどの流通の偏りも懸念されることから、厚労省は各自治体、医師会、業界団体などに、過剰な発注を行わないとともに、一部医療機関で不足が発生した場合の調整方法などについて協議することを求める協力依頼を通知している。

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