歴史

150年前のマネキン内から人骨見つかる 米カーネギー自然史博物館

 全米で五本の指に数えられるカーネギー自然史博物館で、150年前に作られたライオンに襲われるアフリカの部族のマネキンの内部に、人間の頭蓋骨が入っていたことが判明した。

 

 カーネギー自然史博物館は、名前が示すように、カーネギー・ホールと同じ米国の実業家アンドリュー・カーネギーが創設した、世界でも有数の恐竜化石を所蔵する博物館だ。

 

 問題のマネキンは、博物館の2階スペースに展示されていた「Lion Attacking a Dromedary(ライオンに襲われるラクダ)」というジオラマの一部。ラクダの背に乗ったアラブ民族の男が二頭のライオンに襲撃されている場面を再現していて、ライオンとラクダは剥製が使われている。

 

 今月初めに予定されていた展示スペースから移設する準備作業を進めていた博物館のスタッフは、壊れやすい部分を取り外し、補修している作業を行っている最中に、マネキンの頭に本物の人間の歯が使われていることに気づいた。

 

 そこで法医学研究所でマネキン頭部をCTスキャン検査したところ、中に本物の頭蓋骨が入っていることが判明し、大騒ぎとなった。

 

 地元の複数メディアの報道によると、このマネキンは19世紀半ばにフランスの工房で作られ、パリ万博で初公開されたのち、ニューヨークの自然史博物館に展示され、1898年にカーネギー自然史博物館が50ドルで購入したもの。人間の頭蓋骨の周囲は合成樹脂で固められていて、DNA検査をしても、誰かを特定することは難しいだろうという。

 

 このマネキンは現在、博物館の1階展示室の目立つ場所に展示され、日々、多くの来館者から熱い視線を注がれている。

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