宇宙

スペースX 2018年月への商業旅行計画を発表 アポロ計画以来

 

 米民間宇宙企業のスペースXは27日、2018年に月を一周する宇宙旅行の計画を発表した。すでに民間人二人が月行きのチケットを購入しているという。

 

 スペースXのCEOイーロン・マスク氏は27日の会見で、同社が開発したファルコンロケットに搭載したドラゴン宇宙船によって、二人を宇宙空間に運び、月の周りを約1週間かけてめぐるという計画を明らかにした。

 

 月旅行の飛行距離は、約50万〜65万キロに及び、最初のフライトは、2018年半ばから末頃を予定しているという。同社によると、すでに最初の旅行客はチケット代の前金を支払済で、健康診断の結果が出て宇宙行きへのゴーサインが出されたら、二人の名前が明かされる見通し。

 

 マスク氏は発表で、「人類初の月面着陸を果たしたアポロ計画の宇宙飛行士のように、人類の誕生以来、育んできた探検精神によって、全人類の希望と夢を運んで宇宙を旅することになる」と計画の意義を訴えた。

 

 国際宇宙ステーション(ISS)への補給物資を輸送する任務を請け負っているスペースX社は、米航空宇宙局(NASA)の有人宇宙飛行計画のもと、自動運転で航行する有人宇宙船ドラゴン2の開発を進めてきた。

 

 現在、ISSへ宇宙飛行士を運ぶには、ロシアのソユーズ宇宙船しか手段はなく、その費用は、一人あたり約8000万ドル(約90億円)とも言われる。ドラゴン2の開発が成功すれば、大幅にコスト削減ができ、民間人の宇宙旅行のチャンスが増えるとあって、その動向には熱い注目が注がれている。

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