生活情報

重力値40年ぶりに改定「体重が少し軽くなる!」地殻変動の影響で…

 私たちが日ごろから一喜一憂している体重計の数値…。ご存知のとおり、ものの重さは重力によって決まるわけだが、この重力、常に一定というわけではなく、時間や場所によって微妙に変化することをご存知だろうか?国土地理院は15日、最新の観測結果にもとづいて、日本の重力の大きさの基準を40年ぶりに変更した。それに伴って体重もほんの少しだけ軽くなるという。

 

 ニュートンの万有引力の法則で知られるように、地球では引力が働いている。「リンゴは引力によって下に落ちる」などと言って混同されやすいが、実際には地球は自転していることから、物体は引力だけでなく、遠心力の影響も受けることになり、引力と遠心力の二つを合わせた力を重力と呼ぶ。

 

 遠心力は赤道上で最大となり、北極と南極ではゼロになるため、重力は場所によって変化する。また、同じ場所であっても、月の満ち欠けや地殻変動、火山のマグマ活動など地下の構造によっても変わるため、日本国内であっても北海道と沖縄では、同じ1キロの金塊でも1グラムほど重さが変わる。この重力値の基準を決めるのが国土地理院の仕事だ。

 

 国土地理院が現行の重力基準値を整備したのは1976年。この間、東日本大震災や昨年の熊本地震など地殻変動が相次ぎ、従来の数値とのズレが生じた。さらに、重力測定装置の性能アップも手伝って、国土地理院は今回、全国263カ所で測定したデータをもとに、40年ぶりに重力点を更新した。

 

 改定に伴う重力値の変化は、最大でマイナス0.1mGal(ミリガル)。体重60キロの人が、ヤブ蚊数匹分(約0.006グラム)軽くなったことに相当するという。

 あなたにオススメの記事