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「IH専用鍋だと電気代が安くなる」ウソの訪販業者に業務停止命令 消費者庁

 

「IHクッキングヒーター専用の鍋なら、ガス兼用鍋に比べて電気代が3分の1になる」や「兼用鍋だとIHコンロが壊れる」などのウソを並べて、鍋やオール電化設備を買うよう勧めていた福岡県の訪問販売業者「キュートーシステム」に対して、消費者庁は17日、特定商取引法に違反するとして6カ月間の業務停止を命令した。

 

 特定商取引法に違反したのは、福岡市博多区の「キュートーシステム」(佐藤峰雄代表取締役兼CEO)。

 

 消費者庁によると、同社の営業員は2015年〜2016年8月にかけて、「近くで太陽光の工事をするので挨拶に来た」などと告げて目的を明らかにしないまま消費者宅を訪問し、オール電化設備の設置を勧誘。

 

 消費者が断っても、「今申し込まないとキャンペーン価格にならない」などと食い下がり、深夜まで居座るなどの迷惑行為を複数の消費者宅で繰り返したほか、契約済の顧客の家に点検と称して訪れ、「専用の鍋を使わないと、IHクッキングヒーターが壊れる」とか、「電気代が安くなる」などのウソをついて、29万円近い鍋のセットを売りつけたという。

 

 消費者庁は「IHクッキングヒーターでは、鍋の熱伝導率に違いはあっても、調理時間の長さによる電気代の差はほとんどなく、大幅に節約できる根拠はない」として、特定商取引法違反の「勧誘目的不明示」や「不実告知・迷惑勧誘」などにあたるとして、同社に対し、9月17日まで業務停止を命じた。

 

 キュートーシステムは処分を受けて、「弊社の主張を消費者庁にご理解いただけなかった点は誠に遺憾ですが、今後の方針については弁護士と対応を検討します」とコメントしている。

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