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リアル・アイアンマン誕生!ジェットエンジン搭載スーツで空を飛ぶ 英国

 アメリカンコミックを実写化した『アイアンマン』をご存知だろうか?ロバート・ダウニー・Jr.演じる大企業の社長が、自ら開発したパワードスーツを着込み、犯罪者やテロリストと対決する世界中で人気のヒーロー映画だ。

 

 この作品の世界を現実化しちゃったのが、英国南部ソールズベリーに暮らすリチャード・ブラウニングさん(38歳)。ふだんは真面目な石油販売業者として働くリチャードさんは、自宅のガレージで小型ジェットエンジンを取り付けた空飛ぶスーツを作った。

 

 スーツには、ギリシャ神話に登場するイカロスの父親にちなんでダイダロスと命名。ロウで作った翼で空高く飛び、太陽に近づきすぎて命を落としたイカロスと違って、リチャードさんのスーツには、飛行機に使われるものに似た小型サイズのジェットエンジンを搭載。

 

 両腕に2つずつ、腰の後ろにも2つ取り付けられたエンジンは、過去18カ月にわたり、体のどこに、どういった形で取り付けたら良いのか、試行錯誤を繰り返した賜物(たまもの)だ。

 

「このスーツを装着すれば、時速100キロで高度100メートルまで飛ぶことができます」とリチャードさん。「でもね、現実はヒーロー映画みたいに簡単にはいかない。今のところ、時速8キロで高さ1〜2メートルほど10分間浮いていられるのがやっとです」

 

 というのも、ジェットエンジンを搭載したスーツを操るには、トライアスロンやマラソン選手を上回る筋力が必要で、リチャードさん自身も週に3回の超ハードなトレーニングをこなし、毎週末にフルマラソンの距離を走っているという。

 

 現在は、体力のない人や、体が不自由な人でも自由に動けるようスーツの性能アップを目指すリチャードさん。今年3月には、会社を設立し、ゆくゆくは実用化して新たな市場を開拓したいという。

 

「製造コストは約25万ドル(2800万円)ですから、ランボルギーニの代わりに買うこともできますよ」当面はさまざまなイベントや展示会などに出展して、スーツの認知度を高めて行く予定だが、将来的には高層階で発生した火災現場で救助などに使ってもらいたいと語っている。

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