宇宙

青き氷の惑星・天王星「オーロラの観測に成功!」ハッブル宇宙望遠鏡

 地上約600キロ上空を周回する宇宙の天文台、ハッブル宇宙望遠鏡が、地球から26億キロ以上離れた天王星のオーロラ観測に成功した。パリ天文台の研究チームが11日に発表した。

 

 太陽から7番目に位置する天王星は、水素を主成分とするガスと氷。大気に含まれるわずかなメタンが赤い色の光を吸収するため、青みがかった色で見える。

 

 米航空宇宙局(NASA)の無人探査機ボイジャー2号は、1977年の打ち上げ後、土星を経て1986年に天王星に最接近を果たした。このときに、天王星も土星のような環を持つことや磁場の存在を発見。天王星は、自転軸が横倒しになった状態で公転しているため、北極や南極の真上に太陽がくることもある事実を突き止めた。

 

 ボイジャー2号の接近はわずか24時間だったが、その後は1990年に打ち上げられたハッブル宇宙望遠鏡が天体観測の役割を引き継いでいる。

 

 パリ天文台の研究チームはこのたび、太陽から放出される強力な磁気嵐を観測中に、天王星の大気に衝突してオーロラが出現するのをとらえた。チームは2012年と2014年にも天王星のオーロラを観測しており、今回とらえられたオーロラは、これまでで最も大規模だったという。

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