経済

5月の経常黒字5407億円 前年同月比58.1%増

 財務省が8日発表した5月の国際収支状況によると、海外とのモノ、サービス、投資などの取引状況を表す経常収支は前年同月比でプラス1986億円(58.1%増)の5407億円の黒字となった。経常黒字は4ヶ月連続。

 

 経常収支は、貿易・サービス収支と所得収支、経常移転収支を合計したもの。

 

 海外とのモノの取引である貿易収支は、鉱物性燃料や有機化合物を中心に輸出が増えたものの、通信機や原粗油を中心とした輸入の増加が上回り、9ヶ月連続で赤字幅を拡大した。

 

 日本は、海外から原油を輸入し、軽油や灯油などに精製して輸出しているが、この原料輸入が増えたことと、中国などで製造した携帯電話(スマホ含む)端末の輸入が増えたことが赤字幅拡大の主な要因。

 

 しかし、一方で海外とのサービス取引を示すサービス収支は前月の赤字から黒字に転換している。

 

 これは、日本を訪れる外国人旅行者数が前年同月比プラス31.2%の87万5400人だったのに対し、海外への日本人旅行者数は前年同月比マイナス11.8%の126万2000人だったことが主な要因。

 

 さらに、所得収支は、円安が進んだこともあり、海外への直接投資益や証券投資収益も増加したことから、前年同月比プラス8.6%の1兆5228億円と黒字幅を6ヶ月連続で拡大させた。

 

 こうしたことから、これらの合計である5月の経常黒字は5407億円と、前年同月比プラス58.1%の大幅黒字増となった。

 

貿易収支 ▲8,626億円
サービス収支 441億円
所得収支 1兆5,228億円
経常移転収支 ▲1.195億円
   
経常収支 5,407億円

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