食中毒

ホテルのレストランで食中毒 ローストビーフから黄色ブドウ球菌 浅草

 先月、東京・台東区の浅草ビューホテルのレストランで食事した客12人が嘔吐や下痢などの症状を訴えていたことが判明し、患者と調理スタッフから黄色ブドウ球菌が検出された。台東保健所は、レストランで提供したローストビーフが原因の食中毒だと断定し、このレストランを7日間の営業停止処分とした。

 

 ホテルを経営する日本ビューホテルによると、先月27日に同ホテル26階のスカイグリルブッフェ「武蔵」で夕食を食べた客12人から体調を悪くしたとの連絡があった。

 

 同社は台東保健所に報告し、原因調査を進めていたところ、客や従業員から黄色ブドウ球菌が検出され、原因はレストランで提供したローストビーフだと判明した。

 

 保健所はホテルに対し、12日から18日までの7日間、レストラン営業を停止するよう命じた。同社の遠藤由明代表取締役社長は、「再発防止に向けて、食品衛生に関する教育・指導などを徹底していく」とコメントを発表している。

 

 東京都福祉保健局によると、黄色ブドウ球菌は、健康な人でもノドや鼻の中から検出されることが多く、食べ物の中で増殖する際にエンテロトキシンという毒素を作ることで危害を及ぼす。

 

 菌そのものは熱に弱いが、この毒素が作られると、100℃で20分加熱しても分解されることがなく、腸内など酸素が少ない状態でも毒素を作ることができる。

 

 さまざまな食品が原因となる可能性があり、おにぎりや寿司、肉、卵、乳などの加工品や菓子類からも検出されることがある。

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