火山

伊エトナ火山 静寂を破って爆発的噴火始まる 溶岩流 再び流出

 ここへきて、火山活動の沈静化が見られたイタリア・シチリア島のエトナ火山は、19日に突然、火山性微動が急増し、小規模噴火が発生した。数日間、溶岩の流出が止まっていた山頂の南東火口からは急速に降下する溶岩流が観測されている。

 

 今年2月末以降、大規模なストロンボリ式噴火が相次いだエトナ山では、新たに出現した溶岩ドームで山頂付近のようすが一変。噴火が始まった当時は、雪で真っ白だった山肌も、大量に飛散した火山灰や冷え固まった溶岩流で真っ黒に変貌を遂げた。

 

 4月中旬以降、溶岩流の流出が落ち着いたように見られたが、イタリア地球物理学火山国立研究所(INGV)カターニャ観測所によると、現地時間19日午前に地下のマグマの動きを示す火山性微動が急増し、昼近くに爆発的噴火が発生、数日間続いた平穏が破られた。

 

 INGVの現地研究員ボリス・ベンケさんは19日、自宅から撮影したエトナ山の昼と夜の写真をツイッターに投稿し、「早朝は静かだったのに、南東斜面の火口が突然噴火しました。まあ、これがエトナの典型的な活動パターン。静寂がいつまで続くかは誰もわからないのです」とコメントしている。

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