食中毒

庭で採れたイヌサフランで食中毒死「山菜と間違えて」富良野

 

 北海道の富良野保健所管内で今月11日、猛毒植物「イヌサフラン」を食べた3人家族が下痢や嘔吐などの食中毒症状で入院し、80代の女性ひとりが死亡した。

 

 北海道保健福祉部によると今月11日午後5時半ごろ、富良野保健所管内に住む一家3人が、知人宅の敷地に生えていた植物を採取して、炒めて食べた直後から下痢や嘔吐を繰り返し、翌12日、医療機関に救急搬送された。

 

 このうち、80代の女性ひとりが13日に死亡、残る娘夫婦二人も現在治療を受けている。警察からの連絡を受けて保健所が調べたところ、植物を採取した場所には、イヌサフランが生えていたことから、山菜のギョウジャニンニクと間違えて食べたイヌサフランに含まれる有毒成分コルヒチンが原因だと断定。

 

 イヌサフランは秋に紫色の花が咲く多年草で、ネギ科のギョウジャニンニクとよく似ている。葉や種、地下茎には、痛風の治療薬として使われる有毒成分が含まれていて、誤って食べると、下痢や嘔吐、腹痛などのほか、肝障害、呼吸不全などを引き起こす。

 

 見分けるコツは、食用のギョウジャニンニクには強烈なニンニク臭があり、茎が赤紫色をしているのに対し、イヌサフランは茎の根元が赤くなっておらず、根が球根のような形をしている。

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