テクノロジー

収集車の「生ゴミ臭」一瞬でいい香りに…消臭装置を開発

 以前、ご紹介したバキュームカーの臭いを「いちごチョコ」の香りに変える新製品のニュースを覚えているだろうか?被災地や建設現場の仮設トイレ、畜産農家などでは現役で活躍中のバキュームカーの真空ポンプに入れて、タンク内を循環させることで糞便臭が変身する潤滑油を開発したメーカーが、今度はゴミ収集車の生ゴミ臭に取り組んだ。

 

 湿気が多くなるこれからの季節は、生ゴミの臭いも気になるもの。大阪の化学工業メーカー、シキボウと山本香料は、輸送機器大手の新明和工業と組んで、ゴミ収集車向けの消臭剤「デオマジック 香り de まじっく」を完成。この消臭剤を収集車の庫内に自動散布するための噴霧装置も開発した。

 

 一般的な香水には何十種類もの香料成分が含まれていて、なかには単独で嗅ぐと不快に感じる香料も含まれている。この原理に着目した開発チームはあらかじめ不快成分を取り除いた香料を調合し、現場で混ざり合ったことで良い香りに変化させる技術を開発し、2011年に「デオマジック®︎」として発売。

 

 今回開発した収集車専用の製品は、生ゴミに直接噴霧すると一瞬でフルーティな香りに変化し、その効果が一定時間続くというもの。専用噴霧装置を使う場合は、17キロ入りの缶に入った濃縮液を20倍に薄めて使う仕組み。価格は噴霧装置が税別13万5000円、濃縮液が同3万8000円(80回分充填可能)。

 

 また、そのまま使える480ml入りのハンドスプレータイプも同時に発売。こちらは1本税別690円で1箱18本入りなので、生ゴミの廃棄が多い飲食店や調理施設におすすめ。

 

 新明和グループでは、6月上旬から販売開始する予定で、初年度の売り上げは、噴霧装置80台、消臭剤は1億円を目指すとしている。

 あなたにオススメの記事