軍事

中国海警局の4船 尖閣諸島の領海で「ドローン飛行」空自が戦闘機を緊急発進

 沖縄県の尖閣諸島周辺で18日、中国海警局の公船4隻が日本の領海内に侵入し、うち1隻が小型無人機ドローンのような物体を飛行させるのを海上保安庁の巡視船が確認し、航空自衛隊がF15戦闘機を緊急発進(スクランブル)させた。菅義偉官房長官は19日午前の会見で「中国による一方的にエスカレートした行為だ」として、外務省が同日、東京の中国大使館公使に厳重に抗議したことを明らかにした。

 

 沖縄県那覇市の第11管区海上保安本部によると、18日午前10時11分ごろから同25分ごろにかけて、尖閣諸島・魚釣島沖の日本の領海を、中国海警局の船4隻が相次いで侵入。このうち、1隻の船前方をドローンのような物体が飛んでいるのを確認した。

 

 領空侵犯とみなした航空自衛隊は、那覇基地からF15戦闘機を緊急発進させて、ドローンが確認された空域に向かった。

 

 会見で菅官房長官は、尖閣諸島周辺の領海・領空で、中国がドローンを飛行させたのは初めてのケースだと説明し、「中国による新たな形態の行動であり、一方的にエスカレートさせる行為はまったく受け入れられない」と述べ、外務省の金杉憲治アジア大洋州局長が、中国大使館の公使に厳重に抗議したことを明らかにした。

 

 海上保安庁によると今年に入ってから5月15日までに尖閣諸島周辺の領海に中国公船の侵入が確認されたケースは12件43隻にのぼる。

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