感染症

中国で4月以降24人が鳥インフル感染 過去最大規模の流行 WHOが警戒

 昨秋以来、国内各地で相次いだ鳥インフルエンザの流行は、渡り鳥の季節が過ぎると同時に沈静化に向かっているが、中国では今年4月中旬以降、人間が鳥インフルエンザに感染するケースが24件にのぼったと世界保健機関(WHO)が明らかにした。

 

 中国では2016年10月以降、鳥インフルエンザウイルスに人間が感染するケースが急増。鳥インフルエンザA (H7N9)のヒトへの感染は、2013年3月に中国で最初に報告されて以来、過去4年間で1400人以上が感染しており、WHOは、今回の流行を過去最大規模とみなしている。

 

 中国の国家衛生・計画生育委員会(NHFPC)は今月初め、WHOに対し、4月14日から29日までの2週間あまりで、中国国内で鳥インフルエンザに感染した患者数は24人だったと報告。

 

 年齢は25歳から82歳までと幅広く、河北省7人、四川省6人など全土に及ぶ。24人の患者のうち9人が死亡、13人が深刻な肺炎で治療を続けており、19人は生きた鳥を扱う家禽市場で感染した可能性が高いという。

 

 WHOは今後も引き続き感染が拡大するおそれがあるとして、ウイルスで汚染された鳥との接触を最低限にとどめ、万が一触れた場合は、石鹸で頻繁に手を洗うよう呼びかけている。また、外国人旅行客に対しては、帰国後に肺炎や急性呼吸器不全などの症状がある場合は、ウイルス感染の可能性を疑って医療機関で診察を受けるよう推奨している。

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