感染症

犬の新型インフルエンザ 感染拡大のおそれ「ドッグショーが原因?」米国

 あなたの飼い犬が咳やクシャミを始めたら、最初は風邪をひいたかな?と思うかもしれない。でも熱や鼻水を伴う症状が何日間も続いたら…一度、インフルエンザを疑ってほしい。

 

 米フロリダ大学の動物病院は31日、フロリダ州内で飼われている12匹以上の犬から、インフルエンザAウイルスが検出されたと発表した。感染源は、健康な犬しか出場できないドッグショーの可能性が高いという。

 

 検出されたAウイルスは「H3N2型」のインフルエンザウイルス。犬のインフルエンザとはあまり聞き馴染みがないが、2004年の「H3N8」に続いて、2007年に韓国で今回のウイルスが見つかった。

 

 米疾病予防管理センター(CDC)によると、このウイルスは韓国や中国で感染が拡大し、2015年までに1000頭を超える犬が感染。その後、米中西部に飛び火してイリノイ州のシカゴやウィスコンシン州、オハイオ州などで6匹の死亡が確認されているが、ウイルス自体が新しいので、獣医によっては認知していない可能性も高く、潜在的な感染数はもっと多いかもしれない。

 

 2015年の米国上陸から約2年ぶりに発生したフロリダ州のケースでは、大学によると、最近フロリダ州とジョージア州で開催されたドッグショーの会場にいた犬が感染源の可能性が高く、今後、拡大のおそれがあると懸念される。

 

 これまで「H3N2型」がヒトに感染したケースは報告されていないが、ウイルスが突然変異する可能性はゼロではなく、また犬から猫にうつった例もあるという。

 

 フロリダ大学によると、感染後しばらくは高熱が出て、食欲がなくなり、眠る時間が増えて、クシャミや咳、鼻水の症状が出るという。ほとんどの犬は2週間程度で回復するが、高齢だったり、呼吸器に持病があるなど、20%近くの犬が肺炎を併発しているので、気になる症状があれば、すぐに獣医にかかってほしいという。

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