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「梅雨時ほどテカる」服の悩み解決 アイロン厳禁 知ってた?

 ヒダのある制服のスカートやスーツのズボンで目立つテカリ。毎日着るものだからと諦めていないだろうか?シワを伸ばそうと、アイロンやプレス機にかけると、余計に悪化することになる。大手メーカー、ライオンは、梅雨時や汗をかきやすい夏ほど、湿度によってテカリが発生しやすいと突き止めた。解決法はあるのだろうか?

 

 制服やスーツのように、ウールを多く含む衣料品は、繊維や糸が立体的に織られているため、光が乱反射してマットな質感を保っている。しかし、着用を繰り返しているうちに繊維が削れたり、つぶれたりして、表面が平らになり、鏡面反射した光がテカリを生じさせている。

 

 ライオンが昨年、学生服メーカーと共同で岡山県の女子高校生の制服を調査した結果、新品の制服を購入した4月からわずか1ヵ月で7割、2カ月で約9割にテカリができていた。 

 

 そこで、制服やスーツに使われるウール混紡生地に摩擦をかける実験を行なったところ、生地に加わる湿度が高くなるほど、テカリが目立つことがわかった。ウール素材は吸湿性が高く、湿った状態だと繊維の摩滅が進みやすいことから、今の季節ほどテカリ増殖注意。スチーム・アイロンはもってのほか。 

 

 もちろん、クリーニングに出せば問題も解決するのだが、制服だとそうしょっちゅう出すわけにはいかない。水洗いできる素材ならば、家庭でこまめに洗濯するのが一番だ。汗や皮脂よごれも落とせるうえ、着用後はハンガーにかけて風通しの良い場所で湿気を避けることで、テカリも予防できるという。

 

 洗濯のプロ、ライオン・ファブリックケア研究所の大貫和泉さんによると、まずは手洗いできるかどうか、洗濯表示を確認すること。ウォッシャブルタイプの素材なら、繊維保護成分SAPA(ステアリン酸ジメチルアミノプロピルアミド)が配合されたおしゃれ着用洗剤を選べば、テカリと型崩れを防ぐことができて一石二鳥だ。

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