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男の乳がん?原因不明のモンドール病で搬送された53歳 インド

 インド西部マハーラーシュトラ州プネーで、53歳の男性が右の乳首が引っ張られるような痛みを訴えて、軍の病院に搬送される出来事があった。患者は当初、男の乳がんを心配していたが、超音波検査の結果、中高年の女性に多い原因不明の「モンドール病」だと判明した。

 

 国際医学誌『ニュー・イングランド・ジャーナル・オブ・メディシン』に今月8日報告された症例によると、プネーの軍病院に最近、右乳首に鈍い痛みを感じた53歳の男性が搬送された。

 

 高血圧と糖尿病の持病がある患者には、病院を訪れる4日前から乳首に痛みを感じるようになり、診察したところ、右脇の下から肋骨にかけて、一筋の血管がミミズ腫れのように浮かび上がった。

 

 血流は、右腕を頭の上に上げると皮膚の上からでもハッキリ見えるほどで、血流の異常を調べるために超音波エコー検査を実施したところ、右胸の静脈に炎症が起きていることが判明した。

 

 フランスの外科医が発見したモンドール病は、乳腺の浅い部分の血管で炎症が起こる原因不明の病気で、静脈に沿ってシコリができて、腕を伸ばしたりするとつっぱるような痛みがある。

 

 通常は中高年以上の女性に多く見られ、数週間から数カ月で自然治癒することがあるが、この男性は非ステロイド性抗炎症薬を投与したところ、6週間で症状が消えたという。

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