火山

中米コスタリカ 噴火で泥流発生 有毒ガス広がり 野生生物死滅か?

 中米コスタリカのリンコン・デ・ラ・ビエハ火山は今月11日に大噴火を起こし、堆積していた火山灰や土砂が斜面を一気になだれ落ちる大規模な泥流が発生した。

 

 ニカラグアとの国境に近いコスタリカ北西部に位置するリンコン・デ・ラ・ビエハ火山は、標高1895メートル。ポアスやトゥリアルバと並んで同国で5本の指に入る活火山だ。

 

 火山周辺はユネスコの世界遺産に登録されている国立公園に囲まれていて、山頂に点在する9つの噴火口では、水蒸気爆発やマグマ噴火、ストロンボリ式噴火などさまざまな形態の活動が観測されている。

 

 先月23日に続く今月11日の噴火では、噴石や火山灰、土砂などの堆積物に水蒸気ガスが混じって、大規模な泥流が発生。北側の斜面をものすごい速さで流れ落ちて、ふもとの国立公園や自治体近くまで到達した。

 

 噴火自体はそれほど大きくなかったが、発生した泥流には大量の有毒な硫化水素が混じっており、国立公園内に生息する野生動物や植物、魚などへの影響が大きいほか、卵が腐ったような悪臭が漂っており、地元の赤十字や防災機関が被害の実態把握を急いでいる。

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