火山

カムチャッカ五大火山が一斉噴火 航空コードはオール危険度2

 北海道のはるか北東に位置するロシア・カムチャッカ半島では、5つの火山がほぼ同時に噴火した。ロシア国立科学アカデミー火山地震研究所(IVS FEB RAS)は、これらすべての火山周辺を航行する航空機に対して、危険度が2番目に高いオレンジ色の航空コードを発表し、注意を呼びかけている。

 

 現在、危険度2の航空コードが発令されているのは、半島東部の火山帯に位置するシベルチ山、その南に位置するクリュチェフスカヤ山とベズイミアニ山、カリムスキー山の4火山と、千島列島北部のエベコ山だ。

 

 シベルチ山では先日15日、近年では最大規模とされる爆発的噴火を起こして以来、北側の斜面では溶岩流が観測されており、火口周辺では堆積した火山弾や火山灰による溶岩ドームが成長を続けている。地球衛星の観測データでは、火山から東南東方向に流れる長さ1500キロ近い火山雲が確認されている。これは札幌と大阪を結ぶ直線距離と同じくらいだ。

 

 また半島最高峰のクリュチェフスカヤ山と隣のベズイミアニ山でも噴煙が上昇しており、ベズイミアニ山では今月18日、火口から真っ赤な溶岩が噴き上がるストロンボリ式噴火が観測された。

 

 衛星の観測データでは、上空付近を厚い雲が覆っているため、噴火のようすがわからないが、カリムスキー山とエベコ山では、火口周辺の地表の熱が高まっており、中規模の噴火活動が続いていると見られている。

 

■国内の火山の現状については、ハザードラボ「火山マップ」をご覧ください。

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