火山

西之島「噴火前の9倍に」せっかく地図ができたのに…地理院25年ぶりに改定

 国土地理院は21日、噴火によって約9倍に広がった小笠原諸島の西之島の地図を初めて公開した。活動が沈静化した2016年12月時点の地形を表したものだが、皮肉なことに(?)今年4月以降、再び活発な噴火が続いている。

 

 国土地理院が今回公開した地図は、2013年11月から2年以上続いた噴火活動が落ち着いた昨年10月から11月にかけて、測量船で現地に上陸して三角点を設置し、空中写真を撮影して作成したもの。

 

 実際の2万5000分の1スケールで作られた今回の地図は、25年ぶりに空中写真を撮って全面的に更新したもので、12月20日時点の面積は2.72㎢と、噴火前(0.29㎢)の9倍以上に成長したことになる。一方、1991年当時の地図では、旧島の最高標高が25メートルと、ビルの8階ぐらいだったが、最新版では143メートルまで伸びている。

 

 これらの地図や地形図、空中写真は、今月30日に国土交通省のホームページで公開されることになる。西之島では今年4月、約1年5ヵ月ぶりに噴火を再開し、マグマ活動が小休止以前と同程度に戻ったことから、今回公表されたばかりの地図も、近いうちに再び更新されるだろうと期待される。

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