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都内で手足口病"流行警報" 患者の9割が子ども

   東京都は、7月に入り、口の中や手足に水疱性の発疹が出る「手足口病」の都内の患者数が基準を超えたとして、"流行警報"を出した。患者の約9割は6歳以下の子どもで、都は手洗いの徹底など感染予防を呼びかけている。


   手足口病は子どもに多い夏場のウイルス感染症で、7月下旬にピークを迎えるとされる。
ほとんどの場合は軽症ですむが、特効薬はなく、まれに髄膜炎や脳炎など中枢神経系の合併症が起こることがある。


   都感染症情報センターによると、都内では、262カ所の小児科定点医療機関からの患者報告数が第18週(4月29日〜5月5日)以降に増え始め、6月に入って急増。第27週(7月1日〜7日)に1医療機関あたり6.01人となり、都の警報基準である5.0人を上回った。


   手足口病は、ウイルスを含む咳やくしゃみを吸い込んだり、手を介して口に入ったりして感染する。このため、同センターは、学校など集団生活でタオル共用を避け、咳やくしゃみをする際はティッシュで口を押さえるよう指導。治った後も2〜4週間は患者の便にウイルスが含まれるため、トイレやオムツ交換、食事の際はしっかり手を洗うよう促している。


   全国的にみても、手足口病は5月以降、増加傾向にあり、国立感染症研究所によると、九州を中心に1医療機関あたりの患者数が2桁を超えるなど、平年を上回る流行の兆しを見せている。

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