歴史

これでもアンモナイト?新種のゆる巻き化石 15日に公開 北海道

 

 北海道の三笠市と羽幌町で、約8360万年前の白亜紀後期の地層から、風変わりなアンモナイトが見つかった。らせんが緩く、バネを引き伸ばしたような殻の形で、新種の「異常巻きアンモナイト」として発表された。

 

 化石が見つかったのは、宗谷岬から浦河まで北海道の南北に連なる「蝦夷層群」という白亜紀の海に堆積した地層が広がるエリア。蝦夷層群に沿った場所では、三笠市をはじめ、夕張市やむかわ町穂別などでこれまでにも首長竜やアンモナイトなどの化石が見つかっている。

 

 小学校の先生で、三笠市立博物館でボランティアをつとめる大和治生さんは、2005年から2007年にかけて、約8360万年前の地層から5つの化石を発見し、2008年、同博物館に寄贈。北海道博物館などと協力して研究した結果、新種と結論づけた。

 

 その見た目から、ラテン語で「ゆるふわパーマ」を意味する「ユーボストリコセラス・ヴァルデラクサム」と名付けた。

 

 それぞれの化石の長さは、約9.6~19.2センチで、表面にはホースのようなデコボコのシワが刻まれている。研究チームによると、1904年に発見された同じらせん状をしたユーボストリコセラス属(約9390万〜8980万年前)と特徴が似ていることから、今回発見した化石は、約620万年後に進化した「子孫」だと考えられるという。

 

 三笠市立博物館の主任研究員、相場大佑さんは「約620万年もの空白期間を研究することで、進化の歴史を解明したい」と期待を寄せている。

 

 この研究成果は、日本古生物学会の国際誌に掲載された。実物の化石は、きょう15日からから三笠市立博物館の「違う生き物、同じ生き物」展で展示される。

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