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パンダの赤ちゃん1カ月 名前募集は28日から 上野動物園の挑戦続く

 上野動物園で生まれたパンダの赤ちゃんは、誕生から1カ月を迎え、体重は1キロを超えた。当初は母親のシンシンに抱かれると、どこにいるのかわからないくらい小さかったが、体長も30センチ近くに達し、健康状態は良好だという。

 

 上野動物園では1972年以来、これまでに12頭のパンダを飼育してきたが、同園で生まれたパンダは今回で5頭目。2012年にシンシンが生んだオスの赤ちゃんは6日で死んでしまったため、出生後の不安定期間を乗り越えた赤ちゃんとしては、1988年に同園で生まれたユウユウ以来、実に29年ぶりだという。

 

 福田豊園長によると、この30年近くの間にパンダの飼育技術が進歩したこともあって、わずか150グラムほどで生まれる新生児の生存率も飛躍的に改善された。

 

 1カ月が過ぎたことで、あと数日で目が開くようになり、3カ月を迎えるころにはヨチヨチ歩きを始める。今月28日には来園者への応募箱やインターネットを通じて赤ちゃんの名前の募集を始める。順調に成長すれば、生後半年を迎える年末には母親とともに赤ちゃんがお披露目される見通しだ。

 

 飼育係は現在、乳房マッサージや、赤ちゃんに乳首の場所を教えたり、搾乳などの面で、シンシンの子育てをサポートしている。赤ちゃんの健康状態は良好だが、母親のシンシンが誤って圧迫死させたり、感染症など、これからもさまざまなリスクが待ち受けていることから、24時間態勢で子育てを見守る必要があるという。動物園の挑戦はこれからも続く。

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