宇宙

「噴火?」伊ヴェスビオ山の山火事 宇宙飛行士がISSから激写

 イタリアでは今月10日から12日にかけて、シチリア島の港町やヴェスビオ火山で大規模な森林火災が相次いで発生したが、このニュースには国際宇宙ステーション(ISS)に滞在中の宇宙飛行士も心を痛めていたようだ。

 

 ナポリ近郊のヴェスビオ山では今月11日から12日にかけて、誰もが70年ぶりの噴火と疑ったほどの大規模な山火事が発生。折からの高温と乾燥した空気によって、火はまる2日以上燃え続け、広大な森を焼き尽くした。

 

 火災で発生した煙は、ナポリがあるイタリア半島西岸から、反対側のアドリア海に面するプーリア州まで300キロ以上広がり、ナポリは笠をかぶったように、日光がとざされる事態に陥った。

 

 地元紙によると、火災の原因は犯罪組織による放火の疑いが強く、すでに警察と検察が実行犯とみられる人物の身柄を捕らえたと報じていて、イタリア政府のガレッティ環境大臣が「環境破壊の犯罪者は、20年以上の懲役刑で罰するべきだ」とコメントしているという。

 

 この火災のようすは、地上400キロを猛スピードで飛んでいる国際宇宙ステーションからも確認されており、米国人宇宙飛行士ジャック・フィッシャーさんが真上からとらえたヴェスビオ山の写真を送ってくれた。地上からでは噴火にしか見えなかったが、上空から見ると、火口内はまったく異常がなく、山腹の複数個所から何本もの火の手が上がっていることがわかる。

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