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閲覧注意!深海に生息する金の房飾り持つ「ブラシ虫」…南極で発見

 ダイオウイカのような巨大生物や発光するクラゲなど、謎多き生物が生息する南極の深海で、金の房飾りをもつ奇妙な生物が見つかった。ゴカイと同じ多毛類だというこの生物は、鋭い牙のある口先が伸び、体長は20センチにも及ぶ。

 

 まるで季節外れのクリスマスツリーの飾りのような、金色に光る羽根で覆われたこの生物は、南極の海底500〜700メートル付近に生息する「エウラギシカ・ギガンティア(Eulagisca gigantea)」。

 

 ラテン語で「たくさんの毛」を意味することから「ブラシ虫」とも呼ばれているこの生物は、ほかの多毛類と同様、ふだんは体の中に頭部が埋まっており、餌となる生き物や死骸を見つけると、亀のように頭部が伸びる。

 

 米国のスミソニアン国立自然史博物館には、過去に南極海で見つかった標本を含む4つが収蔵されているが、いずれも本来ならば金の房飾りに沿うように生えているはずのウロコはすべて取れてしまっている。

 

 世にも奇妙な姿をしたこの生物には、体の周りに毒々しい紫色をしたウロコがついているのだが、身の危険を感じるとすぐに落として逃げてしまうため、完璧な標本はほとんど見つかっていない。

 

 科学コミュニケーターのハシェーム・アル-ガイリ(Hashem Al-Ghaili)さんが今月7日にFacebookで公開した画像でもウロコが落ちた状態だが、唯一生前の姿をとどめるのは、スクリプス海洋学研究所にあるこの1匹。

 

 どうだろう?ティム・バートンが描くクリーチャーだって、ここまでグロテスクではないはずだ。

 

 謎に満ちた不思議な魅力いっぱいの深海生物に出会いたくなったら、東京・上野の国立科学博物館で開催中の『深海2017〜最深研究でせまる“生命”と“地球”〜』に訪れてみてはいかがだろう?(10月1日まで)

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