生物

ピンクのヘビ?女准教授がメキシコで出会った奇妙ないきもの

 メキシコ北部のバハ・カリフォルニア州で、この世のものとは思えない鮮やかなピンクのヘビらしき生き物が見つかった。「らしき」と書いたのは、この生き物には前足はあるが、後ろ足はないのだ!

 

 この不思議な生き物を見つけたのは、米ニュージャージー州ラトガース大学で、爬虫類の進化の歴史を専門とするサラ・ルエイン准教授。

 

 今年6月、学生を連れて訪れたバハ・カリフォルニア州の島々でのフィールドワーク中に、岩場の穴から顔を出したピンクの生き物に遭遇。足が生えたミミズのような姿を持つこの生き物は、メキシコの限られた地域にしか生息しない「アホロテトカゲ」というミミズトカゲの仲間だ。

 

 ミミズトカゲは、トカゲでもヘビの一種でもなく、カナヘビ科に近い爬虫類で、ほとんどの種類は足が退化してしまっているが、アホロテトカゲは地中に穴を掘るために、小さな前足が残っている。

 

 筆者は最初に写真を見て「ウーパールーパーに似てるな」と感じたが、同じ思いを抱いた方も多いだろう。それもそのはず、「アホロテ」は、ウーパールーパーの別名「アホロートル」と同じ意味で、子供なのか大人なのか、トカゲなのかヘビなのか、どちらとも判別できない異形の姿から、この名がつけられたという。

 

 ルエイン准教授らが目撃した1匹は長さ24センチほど。ふだんは地中深くに潜んでいるため、なかなかお目にかかることができないその姿を目にしたとき、学生の間から叫び声があがり、その声を聞いて、現場から数百メートル離れた場所でキャンプしている人たちまで集まってきたという。

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