医療技術

30歳男性 ペニス増大手術後に脂肪塞栓症で死ぬ スウェーデン

 米国の法医学誌『Journal of Forensic Sciences』に先月27日に掲載された報告書によると、スウェーデンで最近、30歳の男性がペニスの手術を受けた直後に死亡する事故があった。

 

 スウェーデン国家科学捜査局の病理報告によると、男性はペニスに注入した脂肪の小さな塊が静脈に侵入し、血管を通って肺に到達。肺の血管を詰まらせたことで、酸素を取り入れることができなくなって死亡したという。

 

 脂肪塞栓症と呼ばれるこの症状は、骨折や整形外科手術、心臓や血管のカテーテル検査などでも起こるリスクがあるが、この男性患者は健康そのものだったそうで、死亡原因をペニスの手術と特定。

 

 ペニス増大手術は、1980年代後半に中国系の外科医によって開発された技術で、お尻など体の別の部分から取り出した脂肪をペニスの皮膚の下に注入するというもの。

 

 米ニューヨーク市の「NYUランゴーン・ヘルス」クリニックの泌尿器科医、リー・チャオ氏によれば、この手術では見た目のサイズを変えるだけなので、勃起機能が改善されることはなく、むしろ脂肪注入前に、靭帯を切って伸ばすことから、男性機能に影響を及ぼすリスクがあると指摘している。

 

 もちろん、保険が適用されないので手術費用も高額になるが、どのくらいの患者が手術を受けているか実態は把握されていないという。

 

 日本でも似たような手術を行なっている美容外科はあるが、靭帯を切って伸ばす方法のほか、脂肪ではなく、ヒアルロン酸やシリコンを入れるなど、その方法はさまざまだ。

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