食中毒

メキシコの巨大パパイヤで109人が集団食中毒 NYで1人死亡 米国

 米疾病予防管理センター(CDC)は8日、メキシコから輸入したパパイヤを食べて、東部の16州で100人を超える人が相次いでサルモネラ食中毒を発症したと発表した。このうち、ニューヨーク市では1人が死亡、現在も35人が入院している。

 

 米国では今年5月半ば頃から先月下旬にかけて、ニューヨーク州やニュージャージー州、バージニア州など東部の16州で、計109人が下痢や腹痛、嘔吐などの症状を訴えてサルモネラ菌による食中毒を発症。

 

 保健当局の調査の結果、6人が発症したメリーランド州で、地元の食料品店で販売したメキシコ産の黄色いパパイヤから検出されたサルモネラ菌が患者のものと一致することが判明。その後の調査で、メキシコのカリカ・デ・カンペチェ農場が栽培したマラドール種のパパイヤがサルモネラ菌に汚染されていたことがわかった。

 

 マラドール・パパイヤは1個の重さが1.3キロ以上になる大型品種で、この農場では、「Valery(バレリー)」や「Cabi(キャビ)」など複数のブランド名で輸出し、レストランや小売店で提供されていた。

 

 患者の年齢層は1歳未満の乳児から95歳までと幅広く、7割近くがヒスパニック系人種だという。CDCとFDAはマラドール・パパイヤの購入・販売を控えるよう呼びかけている。

 

 サルモネラ菌は、動物の腸内に生息する細菌で、広く自然界に存在する。アイスクリームやチーズなどの乳製品のほか、卵や肉、菓子類などさまざまな食材が原因となり、抵抗力が弱い乳幼児や高齢者では、重症化すると菌血症を起こし、死亡することもある。ほとんどのサルモネラ菌は、60℃15分の加熱で殺菌されるが、今回のパパイヤの場合は、サラダなど生食した可能性が高い。

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