地震

兵庫・岡山の「山崎断層帯」 南東部の地震確率を下方修正

   兵庫県と岡山県にまたがる「山崎断層帯」について、政府の地震調査委員会は新たな研究結果を踏まえて長期評価を一部見直し、南東部で今後30年以内にM7.3クラスの地震が起こる確率を最大5%から最大0.01%に引き下げた。


   「山崎断層帯」は、岡山県東部に位置する「那岐山(なぎせん)断層帯」(長さ約32キロ)、両県をまたぐ「山崎断層帯主部」(同約79キロ)、兵庫県三木市から加古川市に分布する「草谷断層」(同約13キロ)で構成される。


   主部は北西部と南東部に分かれ、南東部は前回評価(2003年)で活動時期が絞り込めず、産業技術総合研究所が新たに掘削調査を実施。その結果、最新の活動時期は4〜6世紀前と推定され、大地震の発生間隔は前回の「3000年程度」から「3900年程度」に広がった。


   このため、同委員会は地震の発生確率を再計算し、今後30年以内について前回の0.03〜5%から、ほぼ0〜0.01%に下方修正した。これまでは地震発生の可能性が「高い」グループに入っていたが、今回の見直しで外れたことになる。


   なお、他の3つの断層帯の今後30年以内の確率は前回とほぼ同じで、那岐山断層帯はM7.3程度で0.06〜0.1%、主部北西部はM7.7程度で0.09〜1%、草谷断層はM6.7程度でほぼ0%だった。

 

   同委員会は「南東部はより信頼度の高い評価とすることができたが、主部全体のデータはまだ十分ではなく、那岐山断層帯や草谷断層の活動履歴のさらなる調査も必要。断層帯全体で課題は残っている」としている。

 

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