健康問題

プロテイン摂取に黄信号! 25歳の女性ボディビルダー死亡 豪州

 オーストラリアで最近、25歳のボディビルダーの女性がプロテインの過剰摂取で死亡する事故があった。検死を担当した医師は、「たんぱく質の分解機能に障害がある遺伝性疾患だった可能性が高い」と指摘し、遺族とともに栄養補助食品メーカーに、規制の必要性を訴えている。

 

 地元紙の報道などによると、ミーガン・ヘフォードさんは今年6月19日、西オーストラリア州パースのアパートで意識を失って倒れているところを発見され、病院に搬送された。救急医が、ミーガンさんの家族に脳死状態だと宣告した三日後、7歳の娘と5歳の息子を残して息を引き取ったという。

 

 死因について医師は「ボディビルダー用のサプリメントの過剰摂取」という非常に珍しい診断を下した。ミーガンさん本人は自覚がなかったが、彼女は8000人にひとりという割合で発症する遺伝性疾患を患っていて、たんぱく質を過剰に摂取すると、体内で分解しきれずに、血液中のアンモニア濃度が高まって、脳浮腫を引き起こすという。

 

 遺族によると、ミーガンさんは今年9月のボディービル大会への出場を目指して、サプリメントをはじめ、赤身の肉や卵白などたんぱく質の豊富な食事をとっていて、亡くなる数日前には「常に眠い」など体の変化を訴えていたという。

 

 この病気は「尿素サイクル異常症」と言われるもので、出生時は正常であっても、症状が進行するにつれて、脳浮腫や過換気症候群や低体温、けいれん、昏睡状態を引き起こすおそれがあり、重症の場合は肝臓移植を受ける必要があるという。

 

 ミーガンさんの両親は、「病気にかかっていることを知らない人が娘の二の舞にならないよう、プロテインやサプリメーカーはリスクについて認識を高めるべきだ」と主張している。

 あなたにオススメの記事