食中毒

惣菜店のポテトサラダで8人がO-157 女児が重体 埼玉県熊谷市

 埼玉県熊谷市のスーパー内の総菜店で加工販売したポテトサラダを食べた8人が腸管出血性大腸菌(O-157)による食中毒が起きたことが埼玉県の発表で明らかになった。患者のうち5歳の女の子は、腎臓機能が低下する溶血性尿毒症症候群(HUS)を発症し、退院のめどは立っていない。

 

 埼玉県保健医療部によると、今月7〜8日にかけて、熊谷市の総菜店「でりしゃす籠原店」が加工販売したポテトサラダを食べた客14人のうち、4歳から60歳までの8人が下痢や腹痛、血便などの症状を訴え、このうち6人の便からO-157が検出された。

 

 県はこの店を営業する、群馬県太田市の「フレッシュコーポレーション」に対して、食品衛生法にもとづき、21日から3日間の営業停止を命じた。現在、調理スタッフら16人について健康調査を進めている。重体の女の子を含め、3人が入院中だが、4歳の男の子と60歳の女性は回復に向かっている。

 

 O-157はベロ毒素を作る大腸菌で、汚染された食べ物を食べると、3〜5日間の潜伏期間を経て激しい腹痛や下痢、血便などの症状が現れる。

 

 重症化するとHUSのほか、腎機能や脳症などに後遺症が残るケースもある。健康な成人では症状が出ないこともあるが、抵抗力の弱い子供や高齢者では重症化に至る場合もある。

 

 熱に弱いので、「75℃で1分以上」の過熱をすれば死滅するが、ハンバーグやメンチカツなどのひき肉料理などの場合は、中心部まで火が通っていないと、生き残った微生物にとってはちょうど暮らしやすい温度になるため、かえって増殖を招く結果に繋がる。

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