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南鳥島沖レアメタル鉱区 15年間の独占探査権獲得

 経済産業省は20日、日本最南東端の南鳥島沖約600キロの公海域におけるレアメタル鉱区について、15年間の排他的な探査権を獲得したことを明らかにした。

 

 この鉱区は、コバルト、ニッケル、白金などのいわゆるレアメタル(希少金属)が含まれるマンガン団塊の一種、「コバルトリッチクラスト」と呼ばれる地層で、3000平方キロメートルにわたって、JOGMEC(独立行政法人 石油天然ガス・金属鉱物資源機構)が国際海底機構に探査鉱区として申請していたもの。

 

 公海上の鉱物資源の利用に関しては、国連海洋法条約により、国際海底機構の審査・承認が必要で、今回の鉱区は今後15年簡にわたりJOGMECが独占的な探査を行なう権利を取得した。

 

 日本の企業が公海域で排他的探査権を取得したのは、1987年(昭和62年)のハワイ南東沖でのマンガン団塊鉱区を取得して以来、26年ぶり。

 

 ハイブリッド車のモーターに使われるジスプロシウムなどの希少金属は、現在そのほとんどを中国からの輸入に頼っているが、南鳥島近海では排他的経済水域内でも世界最高濃度のレアアースを含む泥が海底から採取されるなどしており、その埋蔵量は国内消費量の数100年分にあたると言われている。

 

 

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