食中毒

ポテサラ食中毒「O-157検出されず」でりしゃすは全店休業へ

 埼玉県熊谷市の総菜店が販売したポテトサラダを食べた男女13人が腸管出血性大腸菌(O-157)による食中毒を発症した問題で、群馬県の高崎保健所は23日、製造元の食品工場を立ち入り検査した結果、ポテトサラダの残りからはO-157は検出されなかったと発表した。同保健所や埼玉県は今後、調理スタッフの健康状態や野菜の出荷元などについても調査を進めていくとしている。

 

 この問題は、「フレッシュコーポレーション」が関東で展開する総菜店「でりしゃす」で今月7〜8日に販売されたポテトサラダを買った男女16人がO-157による食中毒を発症し、このうち重体の5歳児を含む3人が入院したもの。

 

 ポテトサラダは、群馬県高崎市内の食品会社が6〜7日に埼玉、群馬、栃木3県のチェーン店34店舗に出荷したもので、このうち、埼玉と群馬県内の各2店舗で購入した客から発症者が出ているという。

 

 今回、工場に残されていたポテトサラダからO-157が検出されなかったことで、埼玉県や保健所は今後、従業員の健康状態や調理施設などを詳しく調べ、感染原因の特定を急ぐ方針。

 

 一連の問題を受けて、フレッシュコーポレーションの竹下徹郎代表取締役社長は23日、「原料由来か店舗由来か確定しておらず、店舗での安全衛生管理体制を総点検し強化するために、今月末まででりしゃす全店舗(17店)を自主休業する」方針を明らかにした。

 

 腸管出血性大腸菌はO-157が最も有名だが、それだけではない。激しい血便や腹痛を引き起こすベロ毒素を作るO-26やO-111も注意しなければならない大腸菌だ。

 

 国立感染症研究所によると、今年に入ってから8月13日までに全国で報告された腸管出血性大腸菌の患者数は1696人で、特に7月下旬以降、感染者数は急増している。

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