生物

タコなのに殻つき!謎だらけのタコブネ 茨城県で複数発見

 今月19日、茨城県日立市で、地元の漁師が設置した定置網の中に、幻の「タコブネ」が見つかった。タコブネはその名の通りタコの一種だが、貝のような殻の中に入っていて、生態については謎に満ちている。
 このレアなタコがいっぺんに15匹も見つかったため、地元の漁師は「数十年漁師をやっているが、こんなケースは初めて」と話す。

 タコブネは、メスしか殻を持たない一方、オスの体長はメス(8〜9センチ)の20分の1ほどしかないため、ほとんど目撃されていないという。

 タコブネの殻は、ヤドカリのように巻き貝などヨソ様の貝殻を拝借しているわけではなく、自分の腕からカルシウムを分泌させて作るいわば「自家製」。殻にはっきりした模様はなく、一度殻ができると引っ越しすることはないそうだ。

 捕獲された当日にアクアワールド茨城県大洗水族館へ移され、アジの切り身や3センチほどのオキアミを与えられ、その後は甘エビの切り身なども食べている。食欲の面では問題なさそうだが、タコブネの飼育例は国内の水族館でも少ないため、飼育員の齋藤さんは「謎の多いタコブネの生態がひとつでもわかればいい」と意気込んでいる。

 タコブネは現在、アクアワールド茨城県大洗水族館の入口特設水槽にて展示中。

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