生物

ハリケーン襲来にそなえ 動物も避難…フラミンゴの行進が話題に

 大型ハリケーン「イルマ」は11日現在、米南部フロリダ州に上陸し、時速23キロで北西に向かって進んでいる。マイアミでは金融街が1メートル以上水に浸かるほか、工場の屋根が吹っ飛んでいくなど、各地で惨憺たる被害が報告されるなか、暴風被害に巻き込まれないために、事前に避難する動物たちの姿が話題になっている。

 

 フロリダ半島の西側、メキシコ湾に面するタンパにあるテーマパーク「ブッシュ・ガーデンズ」では、先週末から遊園地は休業しているが、併設の動物園で飼育している1万2000匹の動物たちの避難準備に追われた。

 

 ふだんは優雅な姿で観光客の目を楽しませているフラミンゴたちも、ハリケーン上陸直前の10日、住み慣れた水辺を離れて、頑丈な壁と屋根で囲まれた屋内の臨時避難所で24時間を過ごした。

 

 また、キューバでは今月7日、ハリケーンが直撃する数時間前に、同国北部の離島カヨ・ギジェルモ島の水族館から、6頭のイルカがヘリコプター2機に乗せられて、ハリケーン直撃から免れるキューバ本土のシエンフエゴス地区に避難した。ヘリコプターの中では、獣医師と飼育員がつきっきりでイルカの身体を覆った布を水で常時湿らせるようにし、ストレスをかけないようにしていたという。

 

 現在、同国の北の海上には、もうひとつのハリケーン「ホセ」が、カテゴリー3の勢力を保ちながら、イルマの後を追うように接近している。水辺や海に暮らす野生動物にとっても、今回のハリケーンは脅威だ。

 あなたにオススメの記事