生物

正体不明!ノルウェー海に出現した透明球体 海洋学者が困惑

 スカンジナビア半島西部に位置するノルウェー沿岸ではこの夏、ゼリー状の透明な球体が複数のダイバーによってひんぱんに目撃されており、海洋学者がその正体をめぐって困惑している。

 

 北欧5カ国の科学系ニュースを扱う『サイエンス・ノルディック』が最近発表した報告によると、今年7月から8月にかけて、ノルウェー沿岸の浅い海の中で、直径1メートルを超える巨大な透明の球体がフワリフワリ漂うのを複数のダイバーが目撃した。

 

 同国南西部の沿岸都市ベルゲンで最近開かれた海洋生物学者の学会で、謎の球体の目撃情報が相次いで7件報告されると、海洋研究所の海洋生物グロー・ファン・デル・メーレン博士は、国家をあげてこの生物の生態研究に着手するよう提案。目撃情報の提供や透明球体の捕獲を求めて、ダイバーや漁師、メディアに協力を要請した。

 

 その結果、ノルウェーだけでなく、スウェーデンやアラスカ沿岸からも情報が寄せられ、ノルウェーでの発見例を含めると、世界では過去15年間に15件しか目撃されていないことがわかった。

 

 2015年には、地中海のトルコ沿岸の深さ22メートルの海の中を泳いでいたダイバーが、ゾウくらいのサイズのゼリー状の塊を発見。この動画を見た米海洋大気庁(NOAA)の専門家マイケル・ベッキオーネさんは、アカイカが海中に産み落とした卵ではないかと指摘したが、メーレン博士はその説に異を唱えている。

 

 「ノルウェーでは、イカはもっと深海に生息しているからです。今年の夏に7回も目撃されたということは、我々がこの正体を突き止める日も近いと思います」とメーレン博士。次に見つけた人は、その身体の一部でいいから細胞組織を採取して冷凍保存したのち、海洋研究所のメーレン博士に連絡すれば、DNA解析を実施するという。

 あなたにオススメの記事