食中毒

幼稚園児87人が食中毒 サルモネラ菌を検出 愛知県岡崎市

 愛知県岡崎市は29日、同市内の飲食店が調理した弁当を昼食に提供している県内4カ所の幼稚園で、園児87人が下痢や腹痛、嘔吐などを訴え、患者からサルモネラ菌が検出されたと発表した。

 

 食中毒の原因となった仕出し弁当を提供していたのは、岡崎市大門の給食製造販売会社「ときわ食品」(山本敏史代表取締役)。

 

 岡崎市保健部が愛知県から「蒲郡市の幼稚園で食中毒症状による欠席者が急増している」と連絡を受けて調べた結果、今月21日から28日にかけて、蒲郡市で2カ所、名古屋市と日進市でそれぞれ1カ所ずつ、計4カ所の幼稚園で3歳から6歳の患者87人が食中毒症状を訴えていることが判明。このうち10人が医療機関に入院した。

 

 いずれの幼稚園でも、ときわ食品で調理した仕出し弁当を昼食として利用していて、複数の患者からサルモネラ菌が検出されたという。

 

 岡崎市は、「今後患者数はさらに増加する可能性がある」として、同社に対し、営業停止を命じ、調理施設や残っていた食品サンプルを調べて、原因の特定を急いでいる。

 

 サルモネラ菌は、動物の腸内に生息する細菌で、排泄物を通じて広く自然界に存在する。ハンバーガーやアイスクリームやチーズなどの乳製品のほか、卵や肉、菓子類などさまざまな食材が原因となって食中毒が発生している。

 

 抵抗力が弱い乳幼児や高齢者では重症化すると菌血症を起こし、死亡することもある。ほとんどのサルモネラ菌は、60℃15分の加熱で殺菌される。

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