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可愛すぎる!絶滅危惧種のスナネコの赤ちゃん アフリカで初めて発見

 猫好きならば悶絶すること間違いなしのニュースが北アフリカから飛び込んできた。絶滅が危惧される野生のスナネコの子猫が、フランスの調査チームによって、モロッコ南部の砂漠で見つかった。

 

 体長50センチ前後、体重は1.5〜3キロ、一般的なイエネコよりも幅広の頭に大きな耳をもつスナネコは、エジプトのナイル川より東から中央アジアの砂漠地帯に生息していると考えられているが、標本の採集例や撮影された記録が極端に少なく、国際自然保護連合(ICUN)のレッドリストでは、絶滅危惧種とされている。

 

 2015年にはアラブ首長国連邦のアブダビの調査チームが同国西部の自然保護区に設置した監視カメラで10年ぶりに生きている姿をとらえたという報告があるが、その画像は公開されていない。というのも、スナネコは夜の砂漠でしか活動しないことから、なかなか人間の前に姿を表さず、生態は謎に満ちており、研究者の間では「とらえどころのない秘密主義者」とほとんど奇跡のような存在なのだ。

 

 

Sand Cat Kittens Spotted in the Wild for First Time from Panthera Cats on Vimeo.

 

 今回、その奇跡に遭遇したのはフランスの野生動物調査チーム・パンテラに所属するグレゴリー・ブレトンさん。先月20日に公開されたグレゴリーさんのブログによると、深夜2時にランドクルーザーの上に座って観察中、暗闇に光る3対の瞳を発見。生後6〜8週間の子猫がの茂みの中で母猫の帰りを待っていたという。

 

 グレゴリーさんは近くにいた母猫も発見。子猫たちがおびえないよう、発信機付きの首輪を母猫に装着させることに成功したという。

 

 グレゴリーさんがサハラ砂漠でスナネコの調査を始めたのは2013年。モロッコへはこれまでに4回訪れているが、いずれも空振りばかりで、失望の連続だったという。5回目の今回も滞在9日目までなんの兆候も無かったが、この親子の発見を機に立て続けに29匹の生存を確認。そのうち13匹に発信機をつけたという。

 

 ナイル川の西には生息しないと考えられていたスナネコが今回初めて確認されたことで、謎に満ちた生態が解明されると期待されている。

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