食中毒

札幌のミシュラン「1つ星」仏レストランが営業停止 2人がアニサキス食中毒

 ミシュランガイドで今年「1つ星」を獲得した札幌・中央区のフレンチレストラン「オーベルジュ・ド・リル サッポロ」で、ディナーイベントに参加した客ふたりが、寄生虫アニサキスによる食中毒を発症したとして、札幌市保健所は3日、同店を2日間の営業停止処分とした。

 

 保健所や店によると、先月28日に開かれたディナーイベントに参加した29人のうち、「鮭のミキュイ」を食べたふたりの客が腹痛などの食中毒症状を訴えた。アニサキスは、生の鮭やイカ、サバなどに寄生する寄生虫で、体内に入ると、胃や腸の壁を傷つけ、激しい腹痛を引き起こす。

 

 同店が提供した「ミキュイ」は、「低温で調理された、生のようなしっとりした食感」が特徴のメニューで、保健所は調査の結果、食中毒の原因だと断定した。患者はいずれも回復に向かっているという。

 

 店を経営する「ひらまつ」によると、同店では年6回の衛生検査に加えて、全従業員の腸内検査を隔月、ノロウイルスの検査を毎月実施しているという。陣内孝也代表取締役は3日、「これまでも徹底的な衛生管理を行なってきたが、事故を厳粛かつ重く受け止め、さらなる教訓として再発防止・安全強化を図るとともに、社員一丸となって信頼回復に努める」とコメントを発表している。

 あなたにオススメの記事