歴史

サンタクロースの墓 トルコ南部アンタルヤで発見「今度こそ本物」

 サンタクロースのモデルとして知られる、ローマ帝国時代の司教聖ニコラウスの墓が、トルコ南西部アンタルヤ地方の古代遺跡から発見されたと、海外メディアが一斉に報じた。

 

 聖ニコラウスのものと見られる墓が見つかったのは、地中海に面したアンタルヤ地方の港町デムレ(Demre)にある聖ニコラス教会。

 

 アンタルヤの測量技師セミル・カラバラム(Cemil Karabayram)氏によると、紀元前4世紀のアレキサンダー大王がマケドニア軍を率いて東方遠征した際に通過したと信じられている2300年前の古代ローマの道を発掘するために、レーダー探知機やCTスキャナー車などを使って調査中に、聖ニコラス教会の地下に古代の寺院と墓地があることに気づいたという。

 

 聖ニコラウスは、ローマ帝国の属州だった小アジアのリュキア(アナトリア半島の地中海沿岸沿い)で西暦270年ごろに生まれ、大主教をつとめたと伝えられる。

 

 教区の貧しい娘3人に持参金を恵んだり、子供を誘拐する肉屋から子供を助けたという伝承が残ることから、子供を守護するサンタクロースの起源になったと言われている。

 

 亡くなった後は、リュキアの聖堂に葬られたが、戦乱の最中に、南イタリアの商人に持ち去られてサン・ニコラ教会に安置されたとされるが、2014年に法医学者の鑑定で、教会に埋葬されている遺体はニセモノだと解明され、以後、ヴェネツィアやアイルランドなど、欧州各地で「サンタクロースの遺体がある」と主張する説が続出。

 

 今回、トルコから「これこそ本物の墓だ」と訴えるカラバラム氏が登場したことは、欧州の主要メディアが次々に報じた。

 

 カラバラム氏によると、聖ニコラウスの墓は、教会の地下深くに眠っており、発掘するには教会の床に敷き詰められた歴史的価値の高い貴重なモザイクタイルを剥がす許可を得なければならないという。

 

 しかし、今回の発見に寄せる自信は満々で、「当局からの発掘が降りれば早急に作業を進める。今年のクリスマスには、素晴らしい成果をプレゼントしたい」と語っている。

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