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「仲間の仇!」8mの人食い蛇に極刑 村人全員が食う インドネシア

 インドネシア・スマトラ島のある村では今月初め、農園に潜んでいた巨大ニシキヘビを見つけた警備員が噛まれたことから、男たちが大蛇退治を行って、村人総出で蛇肉をたらふく食べたという。8メートル近い蛇だったというから、さぞかし満腹になったはずだ。

 

 今月1日、スマトラ島内陸部のバタン・ガンサル(Batang Gansal)地区のアブラヤシ農園で、全長7.8メートルのニシキヘビがとぐろを巻いているのを、巡回中の警備員ロバート・ナバハンさんが発見。このままでは畑仕事に支障があるとして捕まえようと手を伸ばしたところ、猛反撃に遭い、皮膚を深く噛みちぎられる大ケガを負った。

 

 ナバハンさんの傷は深く、運ばれた病院の医者は「切断しなければならないかも…」と宣告。この種のニシキヘビはインドネシアをはじめ、東南アジア全域に生息しているが、今年3月にも西スラウェシ島の農園でも25歳の男性が大蛇に食われて、腹のなかから見つかったばかり。

 

 仲間の急報を知った村人たちはいきり立ち、村中から招集された男たちが棍棒を手に蛇退治に参戦。あっという間に吊るされて腹裂きの刑が執行された。

 

 米国のNPO組織「野生生物保護協会(Wildlife Conservation Society)」の獣医、ドナルド・ボイヤー氏によると、東南アジアのニシキヘビは全長9メートルを超す個体も記録されていて、世界最大と言われている。獲物を襲う際は、両顎と牙で噛み付いたのち、素早く長い胴体を巻きつけて締め上げ、窒息死させる。

 

 通常は、ニワトリや豚、犬などの家畜が狙われ、ヒトを襲うことは極めて珍しいとされるが、『ナショナル・アカデミー・サイエンス誌』が2011年に発表した調査によると、フィリピンでは1976年に16人がニシキヘビの犠牲になったという記録があるという。

 

 ナバハンさんを襲ったヘビがその後どうなったかというと、皮を裂いて取り出した肉は油で揚げて村人全員の胃袋におさまった。一歩間違えば、ナバハンさんがヘビの胃袋に飲み込まれていたかと思うと、ゾッとする話だ。

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