宇宙

太陽系の外から飛んできた未知の天体 初の星間物体か?NASA

 ハワイの観測所が今月19日、太陽系の外から飛来してきたと考えられる未知の天体を発見した。「A/2017 U1」と名付けられたこの天体は、超高速で太陽系の間を通過しており、天文学者が観測した史上初の「星間物体」になる可能性が高いという。

 

 米航空宇宙局(NASA)によると、「A/2017 U1」は、ハワイ大学天文研究所のチームが4台の望遠鏡を使った観測で今月19日の夜に発見。直径は400メートル未満で、秒速25.5キロで、銀河系の未知の空間から太陽系に接近。

 

 今年9月9日には、太陽のほぼ真上から、水星軌道の間を目指して飛び降りるような角度で、太陽に最接近。太陽系の下に潜り込むような軌道を進み、太陽の重力に引っ張られるような形で方向転換し、すでに今月14日には地球から2400万キロの距離に近づき、地球と火星の軌道間をすり抜けて再び銀河の彼方に離れて行こうとしている。

 

 地球に接近する天体を監視しているNASAの地球近傍研究センター(CNEOS)のポール・チョーダス研究員は、「星と星の間を移動し、太陽系を通過する小惑星や彗星について、理論上は存在するだろうと考えてきたが、実際に観測されたのは今回が初めてだ」と興奮を隠しきれないでいる。

 

 チョーダス研究員によると、この天体が地球に衝突するおそれはなく、太陽系から抜け出た後は二度と戻ってくる可能性はないという。

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