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どうやって登ったの?サボテンの頂上から下りられなくなったネコ 米国

 ネコ科の動物はどれも木登りの達人だが、その反面、下りるのはあまり得意ではない。ネズミや小動物を追いかけている間に、高い木の上から下りられなくなって消防隊やペットレスキューが出動するというニュースがときどき報告されるが、米国からは「一体どうしてそんなところに登ったの?」という驚きのニュースが届いた。

 

 これはアリゾナ州南部のゴールド・キャニオンに住むレニー・リン・ベイヤー(Renee Lynn Bayer)さんが、今月24日に撮影したもの。その日の朝、自宅の玄関の前の坂を歩いていたレニーさんは、頭上で哀れな猫の鳴き声がするのに気づいた。直立するサグアロサボテンのてっぺんに、1匹のボブキャット(オオヤマネコ)がいたのだ!

 

 サグアロは最大40メートルの高さに成長する、世界で2番目に背の高いサボテンの一種で、アリゾナやメキシコが登場する西部劇ではおなじみの植物。

 

 成長すると枝分かれして巨大な手のような形になるのだが、レニーさんの自宅前のサボテンは、トーテムポールのように1本の幹が直立するだけ。もちろん表面には無数のトゲが並んでいて、いくら木登り上手なネコでも通常は登る気が起きないもの。

 

「必死で鳴きわめく姿がかわいそうでしたが、手の施しようもなく…。数時間は鳴いていたようですが、いつのまにか姿が見えなくなったので、ジャンプして自力で下りたのでしょう」とレニーさん。

 

 ボブキャットは一般的なイエネコの2倍くらいの大きさをしており、森林や草原、砂漠地帯に生息。日暮れから夜明けにかけて縄張りを活発に動き、たくましい手足を使って、高い木の上や岩場もスイスイと登る健脚の持ち主だが、サボテンに登るような気まぐれは起こさないという。

 

 レニーさんがFacebookに投稿した写真を見た専門家は「もしかすると、ピューマなどの天敵に追いかけられて無我夢中でよじ登ったのかもしれません」と指摘して、サボテンのトゲで肉球が傷つけられていないかと身を案じている。

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