生物

ハクション大魔王そっくりのサメ 大量に見つかる 豪州(動画)

 昔懐かしいアニメ『ハクション大魔王』そっくりのサメの大群が、オーストラリアの海で見つかった。サメというと、孤独な海のハンターの印象が強いが、発見者が目を疑ったほど集団でウジャウジャと海底に固まっていたという。

 

 タスマニア大学のネヴィル・バレットさんはこの夏、豪州南東部のビーグル海洋保護区で、自立型の無人探査機を深さ70メートルの海底に潜らせてサンゴ礁の調査を実施。

 

 豪州本土とタスマニア島を隔てるバス海峡で約3000㎢の広さに及ぶ海底調査には全行程10日間を予定していたが、開始早々にポートジャクソンネコザメの大群に遭遇。

 

 調査対象のサンゴ礁を埋めつくさんばかりに海底に集まるようすを目にして、「産卵のための繁殖目的なのかもしれませんが、これだけの規模の大群は見たことがありません」とバレットさん。

 

 

 ポートジャクソンネコザメを研究するシドニーのマッコーリー大学、クルム・ブラウン教授はこの動画を見て「豪州南部のネコザメの生態は、ほとんど研究されていないのですが、これは珍しいです」と大興奮。教授によると、ポートジャクソンネコザメは、サメの中では珍しく集団移動を行う習性があり、安全な産卵場所を求めて移動している最中である可能性が高いという。

 

 ポートジャクソンネコザメは、首都シドニーがあるポートジャクソン湾で見つかったことから名前をつけられたネコザメの一種で、全長は140センチ程度。深さ250メートルくらいの海の底にすんでおり、最大の特徴は巻きひげのようにカールした鼻を持っている点だ。英語では、「豚の鼻(pig-nosed)のサメ」という異名で呼ばれているが、サメのわりに愛嬌あるこの表情といい、ずんぐりしたシルエットといい、ハクション大魔王にそっくりではないか。

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