感染症

鳥インフル 今シーズン初 島根県松江市で陽性反応「高病原性か?」

 環境省は8日、島根県松江市で野鳥2羽の死骸が相次いで見つかり、簡易検査の結果、A型鳥インフルエンザウイルスの陽性反応を確認したと発表した。毒性の強い高病原性かどうかは確定検査の結果待ちだが、鳥インフルエンザの陽性反応が出たのは全国で今シーズン初。

 

 島根県松江市では、今月5日に宍道湖岸でコブハクチョウが回収されたのに続き、7日にはキンクロハジロの死骸が見つかった。いずれも簡易検査でA型鳥インフルエンザの陽性反応が確認されており、現在は鳥取大学で確定検査を進めている。

 

 島根県は死骸が見つかった周辺10キロ圏内を野鳥監視重点区域に指定し、監視体制を強化している。確定検査には数日から1週間程度かかる見込みで、高病原性鳥インフルエンザウイルスが検出された場合は、モニタリングの警戒対応レベルを引き上げる方針。

 

 環境省や農林水産省によると、昨年秋から春にかけての前シーズンには全国22都道府県で218件の野鳥の高病原性鳥インフルエンザが確認された。渡り鳥の飛来によって国内にもたらされるウイルスは、生産農家のニワトリやアヒル、カモなどが感染すると、多大な被害をもたらす。

 

 2016年11月に青森県青森市のアヒル農家で発生したケースでは、国内初のH5N6亜型のウイルスが検出され、今年3月までの4カ月間で、新潟や宮崎など9道県の12の農家に広がり、殺処分された家禽の合計は166万7000羽近くにのぼった。

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