医療技術

クイズ:「なんだこれ?」脳のMRI画像に検査技師が腰抜かす

 人間ドックでおなじみのMRIとCTスキャン。技術や方法は異なるが、どちらも体の内部を可視化できる検査だ。米カリフォルニア大学バークレー校でMRIを使ってさまざまな生き物の脳内画像を研究しているベン・イングリスさんは最近、あまりにも風変わりな脳の持ち主に遭遇し、「新種の生き物だ!」と画像をTwitterに投稿した。

 

 日本語で磁気共鳴画像と言われるMRIは、磁気と電波を利用して、あらゆる断面の画像を撮影できる技術。狭いトンネルのような機械に入って、少しずつ検査部分を輪切りにしていくため、イングリスさんが見ていたのも、頭の先から首にかけて移動していく動画だ。

 

 

 検査対象は、人間に限らず、ペットの犬や病気で死んだイルカやクジラなどさまざま。そのため、たいていの動物は見慣れているはずだが、この目玉のお化けが恐怖で凍りついたような表情を浮かべた画像が登場したときには、コンピューターの前で絶叫してしまったそうだ。

 

「なんの動物だと思う?」

 

 タコ!……No! 

 ウミウシ……まさか? 

 カエル……違う!

 スター・ウォーズのポルグ(鳥)か?……グレムリンでもないぞ!

 

 そろそろ種明かししよう。正体はレプトスピラ症で安楽死させられた1歳のカリフォルニアアシカだ。レプトスピラ症は、細菌による病気で、動物の糞や尿で汚染された土壌や水が、体の傷や粘膜に接触することで感染する。日本では、「秋疫(あきやみ)」や「用水病」「七日熱(なぬかやみ)」と呼ばれ、水田の作業や下水道工事、畜産関係に多い職業病とも言われる。

 

 イングリスさんは、レプトスピラ菌が脳神経にどのような影響を与えたのか調べるために、MRI画像を観察していたという。 

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