宇宙

金井宇宙飛行士 クリスマスに初メッセージ「結晶実験開始!」

 今月19日に国際宇宙ステーション(ISS)に到着した金井宣茂宇宙飛行士から25日、初めてのメッセージが地球に届いた。金井さんは「ISSから眺める地球は本当に美しく、時間がたつのを忘れてしまう」とミッションに参加できる喜びを語った。

 

 宇宙航空研究開発機構(JAXA)が公開した動画で、金井さんは子供のころに初日の出を父親と見に行った思い出をあげながら、「ISSは地球を90分で1周しているので、来年の正月は、日本→ロシア→米国の順に、1日で何度も日の出が見られます」とユーモアたっぷりにコメント。

 

 また、「ミッション中は家族と離れていますが、一緒に滞在するクルーが新しい家族であり、新しいきょうだいです」と宇宙で年末年始を過ごす思いを語った。

 

 

 金井さんはISSでの仕事始めの20日、日本実験棟「きぼう」を利用して、温度4℃でタンパク質を結晶化させる実験を行った。

 

 ヒトの体内に10万種類ほどあるタンパク質は、アミノ酸が鎖のように多数連結してできた分子構造をしている。種類によって固有の形をしているが、その構造を知るためには、結晶化させて原子や分子の配列状態を調べることが必要とされる。

 

 宇宙では重力の影響で発生する対流が起こらないため、タンパク質の分子が規則正しく配列し、地上では得られない高品質な結晶が生成されると考えられているという。

 

 この結晶化実験を通じて、タンパク質の働きやメカニズムが解明され、新薬の開発につながると期待されている。

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