生物

昭和のスターか?キラキラで派手派手なクモ 豪州で見つかる

 クジャクのように色鮮やかな体を持つ新種のクモがオーストラリアで見つかった。見る角度によって青から赤、紫色から黄色に変化する玉虫色の腹部を持つことから、「世界最小の虹」と呼ばれている。

 

 国際科学誌『ネイチャー・コミュニケーションズ』に掲載された論文によると、米国、ベルギー、オランダ、オーストラリアの合同チームは、オーストラリアのニューサウスウェールズ州や西オーストラリア州で米粒ほど小さい新種のクモを発見したと発表した。

 

 体長2.5ミリから最大5ミリのクモは、腹部の表面にベルベットのようにビッチリと体毛が生えており、黒い毛の部分と、馬蹄形とハの字型の模様に色分けされている。

 

 この馬蹄形とハの字部分を電子顕微鏡や光学顕微鏡で調べると、体毛の表面はうろこ状のキューティクルに覆われていることがわかった。ひとつひとつのうろこは、立体的なプリズム構造をしており、光をさまざまな色に分散させるメカニズムを持っているという。

 

 研究チームは、この美しい体の模様によって、クジャクの飾り羽と同様、オスがメスにアピールしているとして、「こんな小さなクモに、人間工学を上回る優れた光分散メカニズムがあるなんて」と驚いている。

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