医療技術

脳天直撃!15cmのネジが頭蓋骨に突き刺さる 少年のX線写真 米国

 米国で今月21日、ツリーハウスの建設を手伝っていた13歳の少年が、木から落ちた拍子に、頭蓋骨に長さ15センチのネジが突き刺さる事故があった。あと数ミリ深ければ、静脈に突き破って出血多量で死んでいてもおかしくなかった!

 

 この事故は、東部メリーランド州に住むダリウス・フォアマンくん(13歳)が、木の上に小屋を建てている最中、木から落ちて、その拍子に木材が頭の上に落下。

 

 ヘリコプターで緊急搬送されたジョンズ・ホプキンス大学病院でX線検査を行った結果、左脳と右脳の真ん中に、長さ15センチのネジが突き刺さっているのが判明。ネジの先が数ミリ深ければ、大脳に沿って走る太い静脈(上矢状静脈洞)を突き破って、大量出血を起こすところだったという。

 

 この難しい手術を行ったのは、小児脳神経外科のアラン・コーエン博士。米国メディアに語った博士によると、病院に到着した当時、少年の頭頂部には長さ60センチほどの板とネジが刺さっていた。

 

 事故発生当時、この板は150センチ以上あったが、これでは救急車にもヘリにも乗せられないため、救急隊員が少年の両親からノコギリを借りて60センチまで短く切断したという。

 

 従って、今月21日に行った手術では、脳に振動を与えないよう、慎重に板を取り外すことから始まった。板を撤去したあとも、ネジを引っこ抜くことはできない。まずは突き刺さった根元近くまでカットし、そのあとやっとネジを抜き去って、折れた頭蓋骨の断片と中に溜まった血の塊を取り除いた。

 

「彼はラッキーでした」と話すのは、7時間に及んだ大手術を成功させたコーエン博士。ダリウスくんは今月25日、すっかり元気になって退院した。この日はちょうど13歳の誕生日。命を救ってくれたコーエン博士は、お祝いとして取り除いたネジをプレゼントしたという。

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